0.01パーセントアトロピン点眼について

眼軸長を進展させる働きのあるムスカリン受容体をブロックし近視の進行抑制があると考えられています。以前から1%アトロピン点眼液は眼軸長の進展抑制があると考えられていましたが、長時間瞳孔が開く作用により、ぼやけ・まぶしさが生じ、治療として応用することができませんでした。 しかし、この1%アトロピン点眼液を100倍に希釈した0.01%アトロピン点眼液で検討した結果、効果はやや劣るものの副作用はほとんど認められず、近視の進行抑制があることが報告されました。1日1回就寝前に点眼します。
近視進行の抑制率は約40%
海外では認められている治療法です。しかし日本では多くの施設で臨床研究が進行中ではありますが、まだ未認可のため自費診療となります。